20090812 Notojima Aquarium 11 (Mirroring) / BONGURI
こちらがヒョウモンダコ。見るからに毒々しい姿形である。
この種の生物が見るからに毒を持っていそうな色合いをしているのは、「俺、毒持ってまっせ!」というアピールを外見上ですることで、
捕食されるリスクを減らしているのだそうだ。
いくら毒を持っていても食べられてしまってからだと意味がないからね。
で、このヒョウモンダコが先日茅ヶ崎で発見されたらしい。
平成25年6月12日に茅ヶ崎漁港内で毒性のあるタコ(ヒョウモンダコ)が発見されました。 ヒョウモンダコはフグ毒と同じ猛毒を持っており、咬まれると危険ですので、絶対に触らないでください。
出典: 茅ヶ崎漁港内で毒性のあるタコが発見されました!|茅ヶ崎市公式ホームページ
というわけで藤沢のHPにも注意喚起が記載された。
磯のくぼみや貝殻の中、石の陰などに潜んでいることもありますので、磯遊びや海水浴の際、小さなタコを見つけてもむやみに触らないようにご注意ください。
出典: 藤沢市|ヒョウモンダコにご注意ください
噛まれると最悪死に至るケースもあるようだ。
フグと同じ毒のテトロドトキシンは解毒剤がなく、呼吸困難に繋がる麻痺を引き起こし、酸素不足から心停止に至る。応急処置は傷口を押さえ、心臓マッサージを行う。病院での治療は毒が体から排出されるまで酸素マスクをつける。症状が悪化すると、特に子供は体が小さいために非常に危険である。
出典: ヒョウモンダコ - Wikipedia
タコってことなんで、おそらくビーチエリアではお目にかかる危険性はほとんどなさそうだ。
また水深の深い場所にいることが多いらしく、襲いかかってくるようなこともないのでそんなに心配することはないみたい。
毒があるって言っても所詮10cm程度のタコだからね、そうそう人間には自分から手を出さないよね。
ということで、万一、見つけても触ったりしなければ問題ないよってこと。
ところで食べれんの?
フグと同じ毒(テトロドトキシン)ってことなんで、毒よければ食べれるんじゃないのと思って調べてみたんだけど、確かに毒をよければ食べられるんだけど、フグみたいに特別うまいってわけでもないのでリスクを冒して食べる必要はないみたい。
考えてみるとフグも結構なリスクを冒して食べてるよね、解毒剤がないとか。
まとめると
- 砂浜やビーチ、水深の浅いところにはあまりいないよ
- タコから攻撃を仕掛けることはほとんどないよ
- 触らない、食べない
- 発色していたら興奮している状態なので近づかない
- 岩場や磯のくぼみに注意してね
- 噛まれたら、すぐ病院へ
病院が近くになければ、応急処置をとる。
噛まれた場所よりも体に近い場所を縛り、毒が全身に廻るのを防ぎます。 病院へ行くまで数時間かかってしまう時は、噛まれた場所を切開して毒を絞り出すこともあります 安静にして、すぐに病院に行くことが大切です。 呼吸状態、脈拍をよく観察して、必要な場合のみ人工呼吸、心臓マッサージをしてください。
出典: Team-IZA 応急救護(CPR,AED)を広めよう! ヒョウモンダコにかまれた時 【応急手当】
口で毒を吸い出すのは、間違って飲んじゃう場合があるからやってはいけませんだって。
TVとかでよく見るワイルドなシーンだけど、バッドノウハウだね。
ヒョウモンダコの動画
眺めるだけならキレイなタコなんだけどね。
以上、「猛毒ダコ現る」って言われると、ちょっと怖いけど、ちゃんと勉強しておけば安心だね。
にほんブログ村 |
人気ブログランキングへ |
0 件のコメント :
コメントを投稿